産後に母乳がスムーズに出るようにするために、妊娠中からおっぱいマッサージをしたほうが良いと言われています。
妊娠中のおっぱいマッサージには、乳房全体のマッサージと乳頭・乳輪部のマッサージがあります。
赤ちゃんの吸い付く力は強いので、妊娠中からケアしておくことで、裂傷予防にもなります。

妊娠中、安定期に入りますとバストが大きくなります。
ですが、単に大きくなれば良いという訳ではなく、乳頭の形や大きさによっては、赤ちゃんが上手に母乳を飲むことが出来ないこともあります。
そこで、産後の母乳育児をスムーズにするために、きちんと妊娠中からケアをして、おっぱいマッサージを始めましょう。

早い段階からしっかりとケアしておくことで、授乳しにくい乳頭だとしても、皮膚が柔らかくなり、赤ちゃんが吸いやすい、理想のおっぱいの形を作る事が出来るようになります。
始めるタイミングは大体28週ごろからが良いと言われていますが、切迫早産の場合などは、医師からおっぱいマッサージを制限される事もあります。
必ず医師の指導の元で行うようにして、自己判断でケアしないようにしましょう。

おっぱいマッサージには、赤ちゃんにとって十分な量の母乳を出すためと、赤ちゃんに飲ませてあげるタイミングで、しっかりと母乳が出るよう準備を整えるという2つを実現する効果があります。
せっかく良い母乳が出るおっぱいだとしても、準備が出来ていなければ、赤ちゃんに母乳を与えることが出来ません。
妊娠中にしっかりとケアしておくことで、理想のおっぱいを作ることが出来ますし、何よりも出産をした後に、赤ちゃんの体重が増えなかったり、泣く回数が多いなどのトラブルを抱える心配が無くなります。
ミルクではなく、絶対に母乳で育てたいと考えているお母さんは、妊娠中からしっかりとおっぱいのケアをして、マッサージを行いましょう。
産婦人科では、必要なタイミングが来たら指導してくれますので、きちんと学ぶようにしましょう。

赤ちゃんが理想とするおっぱいの形がある

おっぱいのケアをする理由のひとつに、赤ちゃんが理想とするおっぱいの形に、出来る限り近付けてあげるというのが挙げられます。
安定期に入って、バストが大きくなってきたら、お風呂上りでも構いませんので、鏡で自分の乳頭をチェックしてみて下さい。
普段はあまり、自分の乳頭を見るなんて事は無いかもしれませんが、当然お母さんによって乳頭の形や大きさは異なります。

赤ちゃんが理想とする形は、乳房表面からの長さや直径が0.8cm~1cm程度の乳頭です。
この大きさは、赤ちゃんにとって一番飲みやすい形だと言われているサイズです。乳頭や乳輪部をケアすれば、比較的スムーズに母乳育児をスタートする事が出来るでしょう。

普通のサイズよりも小さく、大体長さと直径が5mm~7mmくらいの乳頭ですと、赤ちゃんが若干舌を絡めにくくなります。
ですが、マッサージをしっかりと行って、乳頭部を事前に柔らかくすれば、上手に吸い付くことが出来るようになるでしょう。
そして、長さや直径が1.1cmを超える大きめのサイズは、赤ちゃんが乳輪部まで口を含むことが出来ない場合があります。
乳頭や乳輪部を柔らかくして、根気よく吸わせて、赤ちゃんに大きさに慣れてもらいましょう。

そして、乳房の中に乳頭が隠れているように入り込んでいる、陥没しているタイプの場合には、外からの刺激を受けていないために、非常に皮膚が弱い可能性があります。
母乳を与えているときに切れやすいので、妊娠中から乳頭吸引機を使ってケアしてあげましょう。
このように、おっぱいには赤ちゃんが理想とする形があります。
理想とする形では無かったとしても、妊娠中にきちんとケアをすることで、改善する事が出来ますので、マッサージをしておきましょう。