バストの構造は、脂肪組織・乳腺・クーパー靭帯・大胸筋などから成り立っています。
脂肪組織は皮下脂肪、乳腺は母乳を作り出す分泌組織、クーパー靭帯は線維組織です。
クーパー靭帯は、バストのベースとなっている大胸筋コラーゲン層と乳腺をつなぎ、バストの形を維持している存在です。
これらの4つの組織がそれぞれの役割を担っていることを理解して、バストサイズをアップさせる仕組みを知りましょう。

バストの乳房部分における構造割合は、皮下脂肪が約90%、乳腺が約10%となっています。
この比率を見ると、バストサイズのアップには乳腺の影響がそれほどないようなイメージになりますが、ここで重要なのは、「皮下脂肪:乳腺=9:1」という比率はどんな体型の人でもほとんど変わりがなく同じである、バストの脂肪量を決定するのは乳腺である、ということになります。
これは、乳腺1を2の大きさにすることが可能となれば、皮下脂肪も2倍になるという仕組みということです。

バストサイズアップに効果的なのは、皮下脂肪を増やすことよりも乳腺を大きく発達させる努力をすることです。
乳腺の発達はその周辺に脂肪が付きやすい状態となりますので、結果的にバストサイズがアップします。
乳腺は赤ちゃんを育てるための母乳を作るという役割がありますので、妊娠した女性の胸が豊かになるのは、そのための準備として女性ホルモンの分泌が活発化してこの分泌組織を発達させるからです。

二つある女性ホルモンですが、卵胞ホルモンと呼ばれるエストロゲンは女性らしい丸みを帯びた体を作り乳腺を増殖させる、黄体ホルモンと呼ばれるプロゲステロンは妊娠と育児を維持させ乳腺を発達させる、という作用をそれぞれ持っています。
バストサイズをアップさせるためには、この二つの女性ホルモン分泌をバランス良く、そして促進させることによってこの分泌組織に刺激を与え、増殖させたり太くさせたりすることが効果的であると言えます。

食事制限ダイエットは胸も痩せやすくなる

ダイエットでは体全体から脂肪が落ちていく形で痩せることになります。
ウェストや太ももなど、脂肪を落としたい部分のみならず、バストなど落ちてほしくない部分の脂肪も落としてしまうことを覚えておきましょう。
ダイエットは脂肪が先に燃焼されるという仕組みですので、脂肪が多い部分は特にすっきりと痩せることに繋がります。
女性の体で脂肪が多い部分と言えば、胸や太もも、お尻などです。さらに基礎代謝が低い人ほど、バストから痩せる可能性が高くなります。

胸のベースとなっているアンダーバストの脂肪も落ちていきますので、全体的なボリューム感も減ってしまいますが、乳房部分の脂肪も同じ比率で減っていくため、アンダーとトップの差には変化がないことがほとんどです。
とは言え、特に炭水化物を避けるような食事制限ダイエットでは、胸から痩せる可能性が高いことが分かっていて、そこには「炭水化物=ブドウ糖」という図式が深く関係しています。

食事制限ダイエットで炭水化物を抜くと、みるみる痩せるという効果の他に、頭がボーッとして働かなくなってくるというデメリットも感じるようになります。
脳が活発に働くためのエネルギー源とはブドウ糖です。
そしてこのブドウ糖の補給をする役割となっているのが炭水化物ですので、これを抜くような食事制限ダイエットをすると、脳の働きが正常ではなくなるため、自律神経が乱れて女性ホルモンの分泌にも大きな影響を与えることになります。

食事制限ダイエットで炭水化物を抜き、結果的にブドウ糖が不足すると、体は中でも一番燃焼させやすい脂肪を選んでエネルギーに変換させていくことも知られています。
食事制限によりさらにブドウ糖のエネルギー不足になると、体は次に筋肉を燃やし始めるのですが、温かい場所に位置する大胸筋もその標的となってしまいますので、バストのボリュームは一気に落ちることとなります。